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ぜんそく患者のホンネ この症状といつまで付き合えばいいの?
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多くのぜんそく患者さんは、日常生活で何らかの制限を受けています。スポーツや趣味、レジャーを「ぜんそくだから」とあきらめてしまっているのです。また、「私は薬でコントロールできている」と思っている人でも、じつは、「夜中に時々ぜいぜいして目が覚める」「季節の変わり目には調子が悪くなる」などの不安を抱えていることがあります。
こうした不安を抱えたり、日常生活での制限をあきらめている状態では、ぜんそくを十分コントロールできているとは言えません。また、ぜんそくによる死亡者数は治療法の進歩などによって年々減ってはいるものの、まだ年間2,139人(2009年厚生労働省人口動態統計)の方が亡くなっています。その理由として、十分な治療がきちんと続けられていないことなどが考えられます。正しく治療を続けていないと、重症化したり死に至るリスクもある病気だということは意識しておかなければなりません。
ぜんそく治療の本当のゴールは、ぜんそくのない、健康な人と同じ日常生活を送れるようになることです。

ぜんそくでいちばん苦痛な症状は、なんといっても急な発作です。では、発作はなぜ起こるのでしょうか。
ぜんそくの人の気道では、症状がないときでも、慢性的な炎症が続いています。そのため、タバコのけむりやホコリなど、ちょっとした刺激に敏感に反応して気道が狭くなり[狭窄(きょうさく)]、せきこんだり息苦しくなったりするのです。つまり、気道の「炎症」と「狭窄(きょうさく)」こそ、ぜんそくという病気のベースにあるものなのです。症状が出なくなったからといって勝手に治療をやめたりすると、この炎症が悪化してしまい、重症化することもあるので、普段からきちんと治療を続けて、ぜんそくをコントロールしておくことが大切です。
まずは、ぜんそくコントロールテストで、自分がゴールにどのあたりまで近づいているのか、チェックしてみましょう。





ぜんそくの治療でもっとも大切なことは、病気の原因となっている気道の炎症をしずめ、ぜんそくの悪化を防ぐことです。そのための薬が吸入ステロイド薬で、欧米でも日本でも、長期的なぜんそく治療の中心として位置づけられています。吸入ステロイドだけでは十分なコントロールを得られない場合、長時間作用性気管支拡張薬などを併せて使用します。
現在では吸入ステロイド薬と長時間作用性気管支拡張薬が1つの吸入器に入ったものもあり、より簡便にコントロールできるようになりました。
吸入ステロイド薬や長時間作用性気管支拡張薬は、毎日規則的に使うことによって効果を発揮するため、長期管理薬とも呼ばれます。まったく自覚症状がないときでも、気道の炎症は続いていますから、薬の使用を忘れないようにしましょう。また、長期管理薬を使っていても、発作が起きた場合には、即効性のある気管支拡張薬を使うことは可能です。

ステロイドと聞くと副作用を心配する人がいますが、吸入薬は飲み薬や注射薬と違って気管支に直接届くため、ごく少ない量で効果が得られるようになっています。長期間続けても副作用はほとんどありません。ただし、のどのイガイガや声枯れ、味が変わるなど局所の反応を防ぐためにも、吸入後は必ずうがいをしましょう。
きちんと治療を続けることにより、ぜんそくをうまくコントロールできている状態を維持できれば、薬の量を段階的に減らすことも可能です。それまでは、かかりつけの医師やぜんそく専門医に相談しながら、気長に治療することがぜんそくのない生活への近道です。
ぜんそくの原因である気道の炎症をしずめる治療をきちんと続け、ぜんそくのない生活を目指しましょう。
監修:千束呼吸器アレルギークリニック 顧問 木原令夫 先生

提供:グラクソ・スミスクライン株式会社